上海から１泊２日で行ける！江西省の秘境地「望仙谷」

江西省の秘境地「望仙谷」（Wàng Xiān Gǔ）

「望仙谷」は、中国の江西省に位置する上饶市の広信区にある観光地です。
上饶（shangrao）市中心からは約50km離れており、総面積は約6.1平方キロメートルで、東京ドーム約128個に相当します。
望仙谷内には、出店や民宿、レストラン、バーなども入っており、世界中の観光客で賑わっています。

2019年に、望仙谷は国家4A級の観光地に認定されました。
美しい自然景観と伝統文化、現代の流行を組み合わせた観光地「望仙谷」を紹介します。

望仙谷の景観

峡谷に位置し、急峻な山々に囲まれた場所で、急流が石を削り、三つの壺状の穴を作り出しています。
透き通るエメラルドブルーの水が溜まるこの場所を、地元の人々は「三口鍋（San Kou Guo）」と
呼んでいます。

高南峰と西高峰から流れ出る水が峡谷内で段々に流れ落ち三叠水（San Die Shui）を形成しています。また、崖から流れる滝が独特の景観を作り出しています。

望仙谷の白鹤崖

白鹤崖（Bái Hè Yá）と呼ばれる崖は、古代の大洪水の際に村人たちを救うために野原の
果物を運ぶ白鹤が崖上に現れたという伝説から、この名がつきました。
東漢時代の胡昭がここで仙人になったと言われ、多くの道教の修行者がやってきて、崖上に庵を組み、修行を行いました。白鹤崖は110メートル以上の高さがあり、昔の繁栄を再現するために、崖上には
民宿や図書館、レストラン、展望台が建てられています。崖の上から見渡す望仙谷の夜景は圧巻です。

望仙谷の古鎮老街

古鎮老街にある醉仙街（Zuì Xiān Jiē）は、溪谷の左岸に位置する道で、レストランやBARが立ち並んでいます。夜景を観ながら食事を楽しむ事が出来ます。

望仙谷への行き方

望仙谷は上饶市に位置していますが、上饶市中心から距離があります。
上饶高鉄駅から望仙谷への直通バスが出ているので、これに乗ることをオススメします。

上海から高鉄で上饶に向かう

上海虹桥（shanghai hongqiao）駅から上饶（shangrao）駅に直通の高鉄で移動します。
（２等列車229.5RMB、所要時間約3時間）
日本から上饶への直通便は無いので、上海か深圳到着後、高鉄もしくは飛行機で上饶を目指します。
ちなみに寝台列車でも行けます。時間に余裕があり、お金を節約したい方は、
上海南（shanghai nan）駅から上饶（shangrao）駅に行けます。
（寝台（硬卧）139RMB、所要時間約7時間）

上饶から望仙谷へバスで向かう

高鉄上饶駅直結の上饶汽车东站（上饶東バスターミナル）に行くと、望仙谷行きのバスが
あります。このバスに乗れば、望仙谷入口まで行くことが出来ます。
（バスチケット30RMB、所要時間約1時間半）
望仙谷の入場チケットは、100RMB/名でした。

望仙谷の宿

望仙谷内の崖の上に宿泊する事も出来ますが、宿泊費用がかなり高いです（1泊3000RMB前後）
望仙谷から2km圏内には地元の方が営んでる民宿が多くありますので、私もこちらに泊まりました。（１泊3000RMBはキツイ。。）
民宿周りには地元の方が営業してる料理屋も多くあるのでオススメです。

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